衆議院議員えんどう利明

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5月下旬から9日間、海外へ行って来ました。 最初に訪れたのは、経済成長が著しいミャンマー。5月25日には、私が会長代行を務める「アジアの子どもたちに学校をつくる議員の会」が2004年に建設したヤンゴンの「レイチェット・サンともだち小学校」を訪問しました。 「議員の会」は今から15年前に、教育施設の整備が遅れているアジアの国々へ学校を建設・贈呈し、教育を通じてその国が豊かになれるように支援するため、また、日本との友好が促進されるように、約50人の国会議員が毎月1万円程度の会費を積み立て、これまでにアジアの各国に13校の『ともだち小学校』を建設して来ました。私が提唱者として初代会長を務め、そして現在は安倍総理を会長として活動しており、昨年に引き続き今回も安倍総理とともに訪れたものです。 子供達はもちろん、地域の皆さんからも大歓迎をいただき、今回の訪問団皆が胸を熱くいたしました。安倍首相は子どもたちとの綱引きに飛び入り参加。私も楽しく汗をかいてきました。 「議員の会」は教育の機会に恵まれないアジアの子どもに具体的な支援をするのが狙いです。子どもたちの楽しげな姿と透き通った瞳をみていると、支援が着実に実を結んでいることが実感できます。この学校は現在700名の生徒が学んでいるが、間も無く1,000名もの生徒になるとの事。この場で増築の要請を受け、もちろん首相も私も快諾しました。 翌日、私はヤンゴンから車を5時間飛ばし、パティン市で議員の会が新しく建設した「ガジートゥともだち小学校」の贈呈式に出席しました。同市はミャンマーのテイン・セイン大統領の故郷。道中はかなりきつかったのですが、小学校の直前まで来ると、道の両脇に子どもたちがずらっと並んで歓声をあげています。心から学校建設を喜んでいるようで、旅の疲れも一気に吹き飛びました。 民主化が進むミャンマーは経済成長も著しく、「アジア最後のフロンティア」とも呼ばれます。私たちが建てた小学校の卒業生が、いつか日本との架け橋になるような仕事をしてくれたなら、これ以上の喜びはありません。 ミャンマーの次に訪ねたのは、ロシアのサンクトペテルブルグ。年1回開かれる「スポーツアコード国際会議」で、2020年東京夏季五輪の招致活動を行いました。 「スポーツアコード」は、国際オリンピック委員会(IOC)が承認したスポーツ団体で、様々なスポーツ競技のほか「囲碁」「犬ぞり」「綱引き」など一風変わったものまで含め109種目を舞台としています。 会議はIOC委員も含め2,000人以上も参加しました。トルコやスペインと五輪招致を競う日本とっては、9月の開催地決定を控え、重要なプレゼンテーションの場です。 会場内には、開催候補3都市(イスタンブール、マドリード、東京)のブースが置かれ、私は東京ブースで「コンパクトな五輪」といった魅力をアピールしました。私のほかに福井照文科副大臣や馳浩衆院議員(自民)、橋本聖子参院議員(同)、浮島とも子衆院議員(公明)、笠浩史衆院議員(民主)など超党派もそろい、相当熱のこもったプレゼンができました。 各国の関係者も熱心に話を聞いて下さり、私は確かな手応えを感じました。招致活動も山あり谷ありですが、東京の魅力を地道に説き続ければ、必ず通じると思います。夏までに重要なプレゼンがいくつも続きますが、2020年オリンピック・パラリンピック招致議員連盟幹事長として、参議院選挙を終えたらまた世界を歩き招致活動をしなければなりません。9月7日の決定まで全力で頑張り抜くつもりです。
平成25年6月18日
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