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ソチ冬季五輪大会が7日、始まりました。今年のソチは100年ぶりの記録的な暖冬とのことですが、ソチ五輪組織委員会は昨冬に降った雪を約65万立方メートル(東京ドーム半杯分)も保存し大会に備えたとのこと。人工降雪機もフル回転するそうで、大会運営は支障がなさそうです。 今回の日本選手団は総勢約250人。日本は前回のバンクーバー五輪で、銀メダル3個、銅2個という成績に終わりましたが、今回はなんとしても前回以上の成績を期待します。2020年の東京夏季五輪が決まった勢いをソチの選手団にもつなげ、私たちが奮い立つような感動を与えていただきたいと思います。 私も大会期間中ソチに入り、地元山形市出身の加藤条治選手や祖父母が山形県出身の高梨沙羅選手などの日本選手団を応援する予定です。同時に世界から集まる国際オリンピック委員会(IOC)委員とも意見交換を重ね、東京五輪への準備を進めようとも考えています。ソチはテロ対策など、東京五輪のお手本となる要素も少なくありません。東京まで「あと6年しかない」と考え、しっかり現地でノウハウを学んでこようと思います。 「開幕」といえば、先月24日、今年の通常国会もスタートしました。 まず取りかかったのが、4月の消費税率引き上げに伴う景気の落ち込みを避けるための、平成25年度補正予算案の審議。総額5兆4,654億円におよぶ内容で、学校の耐震化など防災・安全対策に約1兆4,000億円、増税の影響を受けやすい低所得者や子育て世帯への現金給付に約6,000億円が盛り込まれました。 昨年の参院選で衆参の与野党勢力が異なる「ねじれ」が解消したこともあり、今回の補正予算案は衆院の審議入りから参院の可決・成立まで約1週間で終えることができました。国会で丁寧な議論をすることは大切ですが、本来政治に求められる「迅速性」「決断力」などは取り戻すことができたと考えます。 皆様からは、増税に伴う不安の声も多く耳にいたします。増税で景気が腰折れしないためには、補正予算に続き、26年度の本予算を3月末までにしっかり成立させ、切れ目のない経済対策を打つことが何より大切です。与党の責任をしっかり自覚しながら、国会審議に挑もうと考えています。 今月のお茶の間の話題は、おそらくソチ五輪一色となるでしょう。私も文部科学副大臣時代、フィギュアの浅田真央選手とお会いしたことがあります。愛くるしい表情の中に、凛とした芯の強さも感じました。五輪は競技生活最後の舞台となるそうですが、素晴らしい演技をみせてくれると信じております。ソチと日本の時差は5時間しかなく、比較的テレビ観戦しやすいと聞きました。皆さん、ソチに声援を送って下さい。
※東京では歴史的な大雪の為モスクワ行きの飛行機が欠航となり、ソチオリンピック行きは断念しました。残念です!
平成26年2月10日
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