衆議院議員えんどう利明

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国会の姿が様変わりしました。 衆院本会議場を見渡すと、議員席の3分の2は自民、公明両党の与党議員。安倍晋三首相が所信表明演説に立ったときなどは、拍手や声援の大きさに圧倒されます。かつては民主党がほぼ同じ勢力を誇っていましたので、まさに主客逆転。議場に座っていると、それだけ有権者の皆様に対する責任の重さを痛感します。まずは安倍政権が最重要課題に位置づける経済再生に向け、与党の一員として邁進する所存です。 その重要な武器となるのが、大型の経済対策となる平成24年度補正予算案と25年度予算案。このうち補正予算案については、6日の衆院予算委員会で本格的な審議が始まりました。私は予算委の与党理事として連日理事会などに参加し、一日も早い衆院通過を期すよう、野党側と協議を重ねています。 補正予算は20兆円規模と大型で、災害から国民を守るための公共事業に集中投資するなど、経済効果の高い施策を集めました。野党は「古い自民党に戻る」と批判しますが、古くなった橋やトンネル、学校の耐震化などはどの政権でも避けては通れない事業です。 一連の施策を通じて雇用状況も改善させ、国民の皆様の所得を増やして経済を好転させるー。政権の「脱デフレ」への強い意欲に、金融市場も株価上昇や行きすぎた円高是正などで応え始めました。この動きを確かなものにするためにも、2月中旬には補正予算を成立させ、下旬からは25年度予算案に取りかかりたいと考えています。 安倍政権はこうした経済対策が注目されますが、もう1つの中心テーマは「教育再生」。 総理から命ぜられた教育再生実行本部長の仕事も本格化してきました。 「いじめ対策防止法案」をまとめたのに続き、現在の「6・3・3・4制の抜本改革」「英語教育の充実」「大学のあり方改革」などを順次議論しています。特に次世代の情報通信技術を活用した「教育ICT」の導入は、可能な限り早期に取り入れたいと考えています。教師と児童・生徒を個別に情報端末で結ぶことで、1人1人の理解度に合わせた教育が可能となり、教育レベル全体の底上げにもつながるからです。 総理とは、教育改革の手法について、直接お会いしたり電話やメールなどで細かく確認し合っています。総理は飲み込むスピードや指示が素早く、今夏の参院選前には結論をまとめられそうです。物事が一向に決まらなかった民主党政権時代とは違い、こちらも本当に胸のすく思いがします。 皆様に「自民党に政権が戻って良かった」と心から思っていただけるよう、着実に実績を積み重ねていきたいと考えています。  
平成25年2月8日
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