衆議院議員えんどう利明

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1月16日、ベトナムに行って来ました。安倍晋三総理大臣の最初の訪問地であるベトナム国ハノイで行われた、ベトナム国チャビン省フートゥーB小学校(フートゥーともだち小学校)の子供達との交歓会です。 1997年、教育機会の恵まれないアジアの子供達へ学校を建設贈呈し、その国の発展に寄与し友好を促進するため、私が会長(現在は安部総理が会長に)として始めた「アジアの子どもたちに学校をつくる議員の会」の小学校建設も今建築中のミャンマーの小学校で12校目になりますが、2011年4月に行われたベトナムでの学校贈呈式に安倍さんも私も出席出来なかったため、そこの子供達がわざわざお礼を言いにハノイまで来てくれての会合でした。 15人の子供達にとっては、カンボジア国境近くのチャビン省から9時間かけてようやく辿り着いたハノイでしたが、始めて飛行機に乗り、見た事のない大都会に大興奮でした。しかし、将来の夢を聞くと「博士、先生、医者などなど」、選ばれた優秀な子供達の印象でシッカリとしており、頼もしく感じて来ました。 同時に、山形からベトナムに進出している、天童市に本社のあるエムテックスマツムラと東北パイオニアの現地法人の工場を視察してきました。 エムテックスマツムラは、ベトナム国最大の経済都市ホーチミンの中心地から車で30分。輸出入の関税を免除された経済特区の中にあり、750名もの社員が半導体や自動車部品を作っており、社長の里見さんは上山市出身で昨年までは本社の総務部長を務めておられたとのこと。山形からは里見さんを初めとして7人が単身赴任、暑い時には40度近くにもなる熱帯モンスーン地帯の町で頑張っていました。自動車部品は好調だが半導体は好不調の波が大きく、また、人件費の上昇が大きく利益がなかなか望めないため、従業員の確保もできなくなって来ているとのことでした。 ハイフォン東北パイオニア(HTP)は、ハノイから車で2時間強のベトナム第3の町ハイフォンの郊外にありました。近くには多くの工業団地が有りましたが、この地域では老舗となる野村工業団地内にあり、この地域一帯のリーディングカンパニーです。 三戸部社長他12名の日本人社員に出迎えを受けて早速の記念植樹。丁度お昼だったこともあり、日本食と共に社員食堂で出していると言う、「フォー(米粉で出来た日本のそうめん)」を美味しくいただきました。ここでは、自動車用のカースピーカーを作っていましたが、年々生産が増えて来ており、海外にある東北パイオニアの工場でも最大で、更に拡大する方向とのことでした。2,500名もの女性が冷房の効いた(このあたりではほとんどの工場に冷房は無い)綺麗な工場で働いていました。 ベトナムへは今回初めての訪問。インフラ整備はまだまだ遅れていましたが、街中にはバイクが溢れ、中国中心から徐々に変わってきた企業進出の受け皿として、熱気が溢れ大きく発展しようとしています。  
平成25年1月22日
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