東北酪政会ブルセラ病対策特別委員会に出席いたしました。昨年10月、福島県でブルセラ病の疑似患畜が確認され、ある生乳会社が法律に基づき自主回収を行いましたが最終的には感染していないことが判明し、多額の損害を被りました。これに際し新しく、高い感度を有し、かつ迅速に結果が得られる体外検査薬を用いてあらかじめふるい分けを行い、疑似患畜となる可能性がある牛を捕捉した上で、計画的に確定検査を行うことといたしました。今夏にはこの方法が採用される予定であり、それにより今後は回収の問題がおこらないようになるものと期待しております。今後も関係者の皆様と話し合いながら課題を整理検討し、同様の事態が生じないような仕組みづくりに努力してまいります。 ブルセラ病:牛や羊、豚等が主に感染し流産や受胎率の低下がおこる。また人にも感染し、発熱等の症状が出る。
(2008.06.26)
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