「パラリンピック関係者からのヒアリング」として 河合純一 氏(パラリンピック水泳メダリスト、中学校教諭)および 中森邦男 氏(〔財〕日本障害者スポーツ協会/日本パラリンピック委員会事務局長)をお呼びしてご講演をいただきました。 河合氏はからは「未だに民間のスポーツクラブでは、障害者の利用を拒否するところが後を絶たない」、中森氏からは「パラリンピック選手の、宣伝効果等に関して価値を高め企業のサポートを獲得しやくすくしていただきたい」とのお話をいただきました。健常者も、いずれはどこか体が悪くなります。そのことから、障害者は健常者の少し先の人生を歩んでいる、と見ることができます。また、どこか体が悪くてもみんながスポーツを通して心身を養うことができるような社会でなければなりません。しかし今現在は、「パラリンピック選手は社会福祉政策の一環にのっているだけ」という意識が強いのが現実です。しかしそうではなく「パラリンピック選手は、障害を持った人も含めた様々な人がいる全ての国民の中からの代表者なのだ」という意識を醸成する必要があります。レクリエーションからトップレベルにいたるまで、全ての国民の皆様がスポーツを「楽しむ」ことができるようその環境整備に尽力してまいります。 パラリンピック:身体障害者を対象とした世界最高峰のスポーツ競技大会
(2008.03.25)
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