えんどう利明--日本を、山形を、元気でいっぱいにします。

2007年05月の日記

未来のロボットに平和利用の可能性を見た
東京工業大学 機械宇宙システム専攻 機械創造学講座 ロボット創造学分野 広瀬・福島研究室を視察いたしました。当研究室では、山岳地帯や水中等の危険地帯、月面や火星等の惑星探査など、様々な状況下で活用するためのロボットを開発しています。
 ところで、現在カンボジアをはじめとして、過去に戦争や内戦によって地雷が埋められ、未だ除去が終わっていない地域が世界には数多くあります。そしてその除去作業のために多くの人命が失われております。そういった場所で、このようなロボットによる地雷の発見や除去等の作業が可能になれば、犠牲者を大幅に減らすことが期待されます。
 様々な状況下におけるロボットの活用を促進するため、その開発環境の整備にこれからも尽力してまいります。
(2007.05.30)

決算行政監視委員会
 本日の衆議院決算行政監視委員会において松本 龍 議員より「【失われゆく言語】に関しどのように考えているのか」という質問を受けました。
 現在、日本や中国のように大きくはない文化圏の言語、とくに少数民族の言葉は、絶滅の危機に瀕していると言われます。言語は、国の政治や教育・メディアなどの力、近代化の圧力、そしてその民族自体がほろびることで消えていきます。
 私は今までアジア各国で学校を建設する活動を通して、教育に恵まれない子ども達へその機会を提供してまいりました。またこれは、その国の、その地域の言語を子どもたちが学ぶ環境を作ってきたということであり、ひいてはその言語を守る活動であるともいうことができます。
 どんなに話し手が少ない言語でも、何千年、何万年の歴史があって現在があります。言語がほろびるということは、長い間かけて育まれたある一つの「世界」や「生き方」が、地球上から永遠に失われてしまう、ということなのです。
 多様な言語をしっかり守っていくこと。特にアジア各国へ文化的な貢献をし続けていくこと。文部科学副大臣として、そしてまた一人の政治家として、それらをさらに充実させていくため今後も尽力してまいります。
(2007.05.25)

世界アンチ・ドーピング機構常任理事会
カナダ・モントリオールにて行われた世界アンチ・ドーピング機構常任理事会に出席いたしました。会議では、世界中に広がっているスポーツ選手のドーピングに関する課題に対し各国がどのように連携して取り組んでいくべきなのか、またその検査方法に係る生物学的な見地からの基準の見直し等について話し合われました。
 ドーピングは選手の体をむしばみます。また一流選手には、スポーツを通じて培われる倫理観やフェアプレーの精神、誠意等の価値を青少年に対し示すことが期待されます。しかし自分だけ薬によって有利になろうとすることは極めて不誠実な行為であり、またスポーツの価値や意味そのものを否定することになります。
 世界的な取り組みの中でドーピングの早期根絶を実現するため、その制度作りに今後も尽力してまいります。
(2007.05.12)

第5回環境・バイオマス研究会
2回/月のペースで開催しております環境・バイオマス研究会。本日は第5回目。アサヒビール株式会社と石油連盟からバイオマス利用に関するヒヤリングを行いました。
 アサヒビールは沖縄の伊江島にて実証実験を行っております。目標は「サトウキビを原料とした燃料用エタノールを安価かつ大量に生産するプロセスを開発する」ことです。具体的には、品種改良された収量の多いサトウキビから砂糖をとった後に出る糖蜜とバガス(搾りカス)を利用してエタノールを作り、それらを島内で有効利用するといったこと等が行われています。
 また最近石油業界では、「バイオマス燃料供給有限責任事業組合」が設立されました。4月から始まった首都圏50カ所のガソリンスタンドにおけるバイオガソリンの販売や、今後のバイオ燃料の本格導入を実現させるため、その安定的な輸入や国内調達の促進の役割を担うべく活動を行っております。
 最近、毎日のように新聞やニュースで目にするバイオマス燃料。地球温暖化を防止する有効な手段として世界中でにわかに注目を集めるようになりました。燃料資源の少ない日本においてどのような活用方法が最も有効なのか、今後も検討を重ねてまいります。
(2007.05.08)

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