恒例となった「アジアの子供たちに学校をつくる議員の会」の校舎贈呈式。今年は1月14日、安倍晋三元首相とともにミャンマーを訪れました。
朝9時半、ミャンマーの首都ヤンゴンのホテルを出発。途中で国会与党であるミャンマー連邦連帯開発党(USDP)総書記テー・ウーさんの出迎えを受け、午後2時半にイラワジ管区ヒンダダ地区にある『第6ピンマチャウンともだち小学校』に到着しました。新校舎の100メートルも手前から子供たちや地域の人たちが道路の両脇に並び、地区民挙げて日の丸の旗を振っての大歓迎!5時間近く未舗装の道路を飛ばした疲れも一気に吹き飛びました。
これまでに贈呈した各国の校舎は電気もなく、子供たちはほとんど裸足でした。今回の学校は電気もついた鉄筋コンクリート作りで、日本の学校には及びもしませんが、5教室からなる大変きれいな学校となりました。子供たちの司会で始まった贈呈式。子どもたちや青年鼓笛隊のマーチングバンドの演奏が終わった後に綱引き大会があり、地区の人々や子どもたちと一緒に私たちも汗をかき、歓声を上げながら綱を引っ張っりました。どの学校も同じで貧しく何もない地域にありますが、今回も子供たちの眼がキラキラと輝いているのが大変印象的でした。
夕方5時近くに小学校を出発。もうもうと立ちこめる砂埃ではっきり前が見えないにもかかわらず、乗せていただいた車は猛スピードで突き進みます。ヤンゴンのホテルに到着したのは夜の10時近くでしたが不思議と清々しい気分に包まれ、また、途中水平線に沈む夕日の綺麗さに圧倒されてきました。
「アジアの子供たちに学校をつくる会」は平成9年、自分たちの力でアジアの子供たちに教育の機会を作り、その子供たちがいずれ豊かな国づくりや地域づくりのリーダーになって貰いたいという願いと、その国との友好親善の架け橋になろうと考え、私が代表発起人として当時の自民党の若い代議士仲間に呼び掛け結成しました。私が会長に就任し、会員となった代議士から毎月1万円の会費を集め、平成10年にカンボジアの首都プノンペン近郊ダムコーという貧しい農村に「ともだち小学校」を建設したのが始まりです。その後、同じカンボジアやミャンマー、ラオス、ベトナム、タイに建設し、今回が11校目の贈呈式でした。 |