えんどう利明--日本を、山形を、元気でいっぱいにします。
 
自民党幹事長代理に就任しました。
 

 過般の山形市長選挙では、皆さんに多大なるご支援を頂き佐藤孝弘候補者が大変な健闘を致しました。 敗れたとはいえ、わずか1か月での大善戦でした。本人も捲土重来を期し、10月末には家族ともども山形市宮町に引っ越して、次回に備える決意です。今後とも益々のご指導ご支援をお願い申し上げます

 さて、野田佳彦首相が就任して1カ月が経ちました。 かつて同じ釜の飯を食べた同志として、野田首相には心から頑張ってほしいと思います。 しかし実態をみてみますと、最悪だった菅前首相を笑えないような、曖昧さが目立ってなりません

 その最たるものが、東日本大震災の復興財源を賄うための「増税」への対応です。 政府・民主党は7日、総額12兆円の第3次補正予算案の基本方針をまとめました。 同時に、歳入として所得・法人・たばこ各税を柱として当面は総額11兆2000億円、いずれは9.2兆円の増税案と言う内容です

 あれだけの被害ですから、増税をすべて否定するものではありません。しかし看過できないのは民主党内の混乱です。 前原誠司政調会長は党内の増税反対派に押され、増税幅を縮めるために政府資産の売却などで捻出する「税外収入」の 規模について、当初の政府案だった5兆円から2兆円積み増すと宣言しました

 前原氏の言う通りなら、増税額は2兆円縮んだ9.2兆円となります。前原氏は「政府・与党合意をしたのだから、 その通り増税法案に書き込む」と豪語していますが、担当閣僚は2兆円の積み増しには及び腰です。 結局法案には「増税額は11兆2000億円」と書き込む腹のようです

 増税額は一体11兆2000億円なのか9.2兆円なのか。増税法案では、みなさんの所得税が平成25年1月から10年間、年4.0%増税されることになりますが、ここに前原氏が積み増したとする2兆円は反映されていません

 野田首相は、自民・公明両党に3党協議を呼びかけました。しかし党内もバラバラなまま不明瞭な仕組みを 相談されても、この案が信用できるものなのか、大いに疑問符がついてしまいます。もちろん、私たちは、 復旧・復興のための第3次補正予算の歳出には、要望は申し上げますが全面的に賛成します。 しかし、歳入については増税の幅や内容について国会でしっかり議論をしていきます。 国会前に3党で協議をしてまとめたいと官邸サイドは言っていますが、増税をするなどと言う重要なテーマは、 国会開会前に3党だけで事前に合意をすると言う密室の談合は断じてしてはなりません。 国会審議の中で堂々と議論をすべきです

 野田首相は、自らの元秘書3人が有罪判決を受けた小沢一郎元代表の証人喚問も拒みました。 初めて臨んだ衆参の予算委員会では「安全運転」の名の下に、自民党の同僚議員の質問にも 「分からない」「検討中だ」との答えを連発し、まともなやりとりができませんでした。 いずれも、私が記憶している誠実な野田さんのイメージからはかけ離れたものです。 期待が高かっただけに、正直少しがっかりしました

 さて、自民党も先月末から党3役などを一部刷新し、震災対策や経済対策などと共に 「決断出来る政権」を奪還するための体制を整えました

 その中で、私も『幹事長代理』と言う重要な役割を担う事になりました。 谷垣総裁を中心にして1日も早い政権交代を実現していきます

 
平成23年10月11日 
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