9月14日、民主党の代表選挙が行われ、菅直人さんが再び党代表に選ばれ引き続き総理大臣に就任しました。
しかし今度の総裁選挙、全く不思議でした。菅総理ほか執行部が参議院選挙の責任を全くとらなかった事で民主党内の不満がたまり、小沢さんが立候補する事になったようです。私たちから見ても菅総理のここ3ヶ月の発言と仕事ぶりを見ていると、あのひどかった鳩山総理大臣よりもっと悪く、国をどうするのかがさっぱりわからず、また、発言がしょっちゅう変わるため全く信用できません。永田町での菅総理は、かつて『イラ菅』と呼ばれていましたが最近は『ブレ菅』と呼ばれる程です。これからが本番、との事、大変な時期に練習だったという事は無責任ですね。
もう一方の小沢さんもほんの3ヶ月前、政治とカネの問題で民主党幹事長を解任された人です。その上、その小沢さんを解任した鳩山元総理が支援するというのですから、摩訶不思議な代表選挙でした。 更に、代表選挙最中の二人の発言もあまりにも違い過ぎて、これが同じ党なのかと思わざるを得ないほどでした。
今回、我が党の政調会長に留任した石破さんが、ある会合で次のように挨拶しました。 「なんなんでしょう、今の(民主党の)代表選挙。片方は、『この大ウソつき、マニフェストを守れないのは大嘘つき』と言って、これも当たっているんですが。もう片一方は、「政治とカネはどうした。オープンでクリーンな民主党を』。これも当たっているんです。両方当たっているから始末が悪いんですね」と、大騒ぎした民主党代表選挙をすぱっと斬っていました。皆さんも納得と言うところでしょう。
続いて新副総裁になった大島理森・前幹事長が挨拶に立ち、これまた的確に与党・民主党の代表選挙を喝破しました。「民主党の代表選、わたしは、こう見ております。徳のない人と人気のない人が選挙をやっているなあ。と。どっちがどっちで、どっちがどっちとは言いません。政治には両方必要なんだろうと思いますが、さらに『理』というものが必要なんだろうと思います」。
どうでしょうか、みなさん。自民党も復活の兆しありです。この調子で秋の国会論戦に臨んでいきたいと思います。 |