厳しい時代。こんな時だからこそなおさら一生懸命頑張ります。
山形知事選挙が終わりました。現職の斎藤弘知事を支援し、自分の選挙同様かそれ以上に奮闘しましたが、約1万票という僅差で敗北いたしました。
4年前、斎藤知事は県庁改革を期待されて誕生し、財政再建や情報公開など全国でも高い評価を得、また、選挙中の世論調査でも65パーセントもの県民がこうした改革を支持していたにもかかわらず、『あったかい政治か冷たい政治か』と言うスローガンに敗れてしまいました。選挙スローガンのうまさもありましたが、当然、県民生活の安心を実現するための政策であり、その意味を支持されながらも『冷たい』という感情に敗れたのですから思いは複雑です。
ともあれ、県民の判断が下されたのですから、新知事には県政発展のため全力で頑張っていただきたいと思います。景気低迷で県税収入が大幅に落ち込んでいるようですから、国としても数々の景気・雇用対策をいたしますが、まずは県民生活の安心を守ることを最優先に取り組んでいただきたいと期待しております。
さて、国政は景気・雇用対策に全力です。平静20年度の第2次補正予算を成立させ、その関連法律案を審議中です。同時に平成21年度の新予算の審議もスタートいたしました。何よりも一日も早く両予算を成立させ実行することです。
アメリカのオバマ新大統領は71兆円もの景気・雇用対策を実施しようとしており、ヨーロッパや中国とともに全世界が一致協力して実施しなければなりません。場合によっては、平成21年度新予算が成立した4月以降早い時期に、新年度の補正予算もためらうべきではありません。
その為には、政府与党が一致して協力しなくては。今回、麻生総理大臣の郵政民営化についての発言が波紋を広げていますが、当然ながら私は頷くことができません。担当外だったから責任が無いような発言は通用しません。閣僚として署名した以上責任重大です。アメリカ発の金融危機など予想外の困難もあると思いますが、こんな時にこそトップリーダーとして信念を貫くことだと思います。
同時に、こんな時だからこそ政治家は夢を持たなければなりません。
私は、10年後の山形を『夢・未来やまがた』として下記のようにイラストにして皆さんに発表しました。もっと必要な事業も数多くありますが、『10年以内に実現できるか着手できる、特に象徴的な事業』を選びました。
もちろん簡単なことではありませんが、今国会議員としての職責(その為、あえて関係している職責を書きました)として取り組んでいる事業ですから、必ず実行できるはずです。そのためにも皆さんの多くの声を取り入れ、皆さんといっしょになって推進していきたいと考えています。
国会議員になって13年目を迎えました。国政の中で、国のため、地元のため為すべきこと、為し得ることが明確になってきました。
厳しい時代−。こんな時だからこそ、なおさら一生懸命頑張って参ります。
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