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北京オリンピックの開会式に出席。

  8月8日、北京オリンピックの開会式に出席するため、各党派からなる「スポーツ議員連盟」の代表団13名の幹事長として北京を訪れました。

 開会式当日は、夕方5時にホテルを出発、厳重な警備のためバスと2つの地下鉄を乗り継ぎ、式の始まる夜8時近くにようやく「鳥の巣」と呼ばれるオリンピックメイン会場に到着しました。9万人の大観衆が詰めかけるなか、3度におよぶ安全検査を受け、通常なら車で30分もかからない会場まで、3時間かけての移動でした。

 開会式は、物々しい警備に守られ、猛暑と9万人の熱気であふれんばかりでしたが、まさに中国が国家の威信をかけてつくり上げた壮大なイベントでした。「百聞は一見に如かず」といいますが、やはりテレビで見たこれまでの開会式とはまったく異なり、圧倒的なエネルギーを感じました。しかしながら選手団の入場がダラダラと長過ぎて、全体が4時間もかかってしまい間延びしたことと、後に、国家を歌った子供が「口パク」の替え玉だったと聞いたことなどで、若干興ざめしてしまいました


 オリンピック開催は都市が主催するとはいえ、大半の国民が一体となって協力し運営する国家プロジェクトです。愛国心を煽りすぎるという批判もありますが、近年、国民がひとつになって行える事業は他になく、また、全世界が共通のルールで競い合うことのできる、まさに「平和の祭典」です。オリンピック開催の意義はここにあると思います

 そのため世界のどの国も、国を挙げてオリンピック招致活動を繰り広げており、これまでに決定した2012年のロンドンオリンピックや、2014年のロシア・ソチでの冬季オリンピック開催には、それぞれの元首が開催地決定のIOC総会に直接乗り込み、政府保証をした上で招致活動を行ってきました。日本も、2016年の東京オリンピック開催に向けて、国として全力で取り組まなければなりません

 北京では、柔道の男子66キロ級の内柴選手の優勝決定の瞬間に立ち会い、「日の丸」の掲揚に涙の出る思いをしました。「親父の仕事をするためがんばった」と言った内柴選手をはじめとして、選手の皆さんの活躍に心から敬意を表します
平成20年9月2日 
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