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8校目の「ともだち小学校」贈呈式に出席。〈カンボジアにて〉

 3月20日、アジアで8校目となる「ともだち小学校」の贈呈式に出席するため、カンボジアに行ってきました

1997年秋に、私は自民党の若手国会議員に働きかけて「アジアの子供たちに学校を建設する議員の会」を設立しました。国会議員となる以前からずっと考えていたアジアへの支援、中でも「教育の機会に恵まれないアジアの子供たちへの援助」を実現するため、不足している「学校」を寄贈する運動を始めたのです。月に一万円ずつという、議員連盟としては圧倒的に高い会費でしたが、43名の国会議員が賛同してくれました

  ちょうど10年前の1998年6月、提唱者である私が初代会長としてカンボジアを訪問。現地を視察するともに、フンセン首相などの政府要人とも会談し、12月にはプノンペン郊外のダムコー地区に記念すべき1校目となる小学校を贈呈しました。日本とその地区の人々が今後仲良くなれるようにとの思いを込め、「ダムコー地区ともだち小学校」と名づけました

  その後2000年の選挙で私が落選したため、鴨下一郎代議士(現環境大臣)に会長になっていただきました。2003年に私が再当選するとともに会長に復帰したのですが、活動の拡大を図るため2005年に安倍晋三前総理大臣(当時自民党幹事長)に会長をお願いし、私は会長代行・代表として運営に当たってきました

  現在では会員となっている国会議員は64名を数えます。これまでにカンボジア、ラオス、ミャンマーに7校の「ともだち小学校」が建ち、今回で8校目となりました。今年末にはタイ・チェンマイの奥地に9校目の小学校を、また来年末には再びカンボジアに10校目を建設する予定です。それを機に、これまでに造った学校の子供たちによる「ともだち小学校子供サミット」を開催しようと思っています。

  今回の贈呈式には地元の子供たちはもちろん、ほぼ全ての地域住民の方々、約5,000名が集まりました。同行した国会議員のうち竣工のお祝いを初めて経験する人たちも、あまりの出席者の多さに驚くと同時にたいへん喜んでいる様子でした。その後、フンセン首相と懇談するとともに、シアモニ国王陛下に拝謁。日本とカンボジアの交流促進や、日本からの投資増進などのテーマについて話し合いました。翌日は日本が修復事業を支援している世界遺産の「アンコールワット」や「アンコールトム」に行き、修復事業の責任者である早稲田大学の中川武教授に説明を伺いながら視察してきました

  アジアといいますと、発展著しい中国やインドなどについ目が行ってしまいがちですが、アジアを構成するさまざまな国や地域と地道なお付き合いをし、相互理解を深めていくことが、将来の日本にとって極めて重要だと考えています

平成20年4月3日 
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