ともだち小学校の贈呈式に出席。(カンボジアにて)
昨年の暮れ、12月25日から27日のスケジュールで、カンボジア国タケオ県クデントンテム村に行ってきました。私が代表を務める『アジアの子供たちへ学校をつくる議員の会』が行っている活動(教育を受ける環境に恵まれないアジアの子供たちに小学校の校舎を建設する活動)で、またひとつ新しい学校をつくることができたのですが、今回はその贈呈式に出席するのが目的でした。その学校は「クデントンテムともだち小学校」と命名されました。
今回は会のメンバーである自民党国会議員はじめ総勢16名の一行で、カンボジア到着後の26日、早速フンセン首相に会い、安倍晋三総理大臣の親書を渡すとともに日本・カンボジア両国の友好発展について懇談しました。
27日は朝7時に出発し、9時からは現地の村人総出の大歓迎のなかで、賑やかな贈呈式が開催されました。まずは仏教国らしく大勢のお坊さんの読経があり、その後、ソック・アン副首相や教育大臣、クデントンテムともだち小学校校長などから歓迎とお礼の言葉をいただき、それを受けて私が一行を代表し挨拶いたしました。
私たちの活動が9年目を迎え、今回で7校目の贈呈式であること。いつでも子供たちはもちろん地域の皆さんから大歓迎をいただき、国同士の友好関係と日本に対する親近感が大幅に醸成されてきていること。2007年が私たちの会にとって10周年の記念すべき年に当たるので、日本の子供たちとカンボジアをはじめアジアの子供たちとの交流を図る『ともだち小学校子供サミット』を開催する予定であること……などについてお話しさせていただきました。
電気も水道も通っていない所で、裸足で走り回っている子供たちですが、目がキラキラ輝いている姿がとても印象的でした。子供たちの登校拒否などということは全くなく、「学校に来るのが何よりも楽しい」という子供たちの言葉を聞くと、日本の教育や社会現象について改めて考えさせられます。
平成9年に初めてカンボジアを訪れて以来9年になりますが、首都プノンペンなどは大変賑やかになってきました。以前は、中心地でも交通手段はほとんどバイクでしたが、今回は自動車も増え、活気を感じました。2009年には石油も掘削されることになり、今後ますます発展していく状況です。
こうした発展の背景には、「政治の安定」が基本にあります。フンセン首相やチアシム上院議長らが結束して国政に当たっていることが、カンボジアに安定をもたらした最大の要因であると思いました。
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