全力で駆けまわってきた一年でした。今年はさらにパワーアップして走ります。
明けましておめでとうございます。
皆さんにおかれましては希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年中は温かいご指導、ご支援をいただき心から感謝申し上げます。
さて、昨年9月、私は文部科学副大臣という大役を仰せつかりました。教育は、国の未来を決定づける大切な施策であり、安倍新内閣は「教育再生」を最重要テーマに掲げました。これを受けての就任ですから、課せられた責任の重さをひしひしと感じています。それとともに、焦らず、じっくりと難題に立ち向かっていく決意です。
いま日本の教育現場では、子供の学力や体力の低下、子供に関係する事件の多発など、多くの課題を抱えています。就任早々に発覚した「いじめ」による子供の自殺、高等学校の単位未履修問題、タウンミーティングのやらせ問題などは、その顕著な例ですが、私はこれらの問題を引き起こした背景にあるもの、即ち「子供たちを取りまく学校、家庭、社会全体の在り方」について根本的に見直していかなくてはならないと、本気で考えています。また、教育はもとより、日本の明日を支える科学技術やスポーツ、文化といった分野も私の「仕事」の領域であり、これらにつきましてもしっかりと取り組んでまいります。
さて、日本経済はバブル崩壊後の長期にわたる低迷からようやく回復してきたといわれています。しかし、東京や名古屋をはじめとする大都市圏を除き、また一部の人々を除き、それを実感している人はさほど多くありません。残念ながら私たちの地元では、まだそうした豊かな状況にあるとはいえないでしょう。小泉改革の影響で大都市と地方、持てる人と持たざる人との格差が大きく開いてきています。改革は重要ですが、その途中で生じてくるマイナスの部分は是正していかなくてはなりません。
そのために、山形では、農村の経営安定対策、雇用創出のための地元企業の振興策が極めて重要になっています。インフラ面では、東北中央自動車道上山〜南陽間など、道路交通網の整備が急務です。また、高齢化率の高い山形では医療や年金の問題も「弱者の負担が大きくならない方向」で議論されなくてはなりません。
今年は統一地方選挙や参議院選挙など、まさに選挙の年でもあります。国と県と市町村が一体になってこそ、私の仕事もきちんと実現できるのです。そうした意味からも、同志の皆さんにはより一層のご支援をお願い申し上げます。昨年にも増して、一年間全力で走ってまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
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