国会の現在と、私の毎日。そして近い未来のお話。

　教育基本法改正の与党案協議がまとまりました。教育基本法は、昭和22年に成立した後、約60年間改正されずにきましたが、最近の子どもたちの「学力・体力の低下」や、子供を取り巻く事件の多発を受け、私も改正の必要性を強く感じていました。
　 部分的には「国を愛する心」や「宗教的情操」など、まだ議論の多いテーマもありますが、学校、地域、家庭の連携を図り、国づくりの基となる子どもたちの教育に、国として全力を挙げて取り組んでいく決意です。
　
　 今開かれている164国会では、その他にも医療法の改正や行政改革など、重要な議題が目白押しです。また、耐震偽装問題やライブドア問題に関する法律の審議も始まりました。
　 こうした中、9月に小泉総理の退陣を受けて行われる自民党の総裁選挙に立候補予定の谷垣禎一財務大臣の政策集団の選挙対策委員長を務めることになりました。谷垣大臣は、たいへん能力があり人望のある人物です。
　
　 小泉政治の5年間は、いま各方面でさまざまな評価を受けていますが、マイナス面をみますと「格差社会の拡大」や「中国をはじめとしたアジア外交の低迷」などが言われており、これらは総裁選でも論点になるものと思われます。「努力した人が報われる」社会が何よりも大事ですが、同時に、うまくいかなかった人が再挑戦できる社会、そしてお互いが協力し助け合える社会づくりが大切です。それが、谷垣大臣の唱える「絆（きずな）」社会であり、それを実現するためにも、谷垣大臣をしっかりと支えてまいります。

　 さて、今国会もあと2ヶ月となりましたが、議院運営委員会の理事、自民党国会対策副委員長として国会運営に日夜走り回っています。仕事の役目柄ほとんど議事堂の中に缶詰状態で、議員会館の自分の部屋へすら戻れません。せっかく山形から来てくださったお客さんにもお目にかかれないことが多く、また、山形へ帰ることもままならず、たいへん申し訳なく思っております。

　 しかし、日本全体の問題と同時に、国道13号線や112号線、東北中央高速自動車道の整備、医療や福祉施設の整備、そして農業や観光、機械製造業の活性化など、ふるさと山形の発展を常に念頭において精一杯努力しております。

　より一層のご支援とご指導をよろしくお願いいたします。