えんどう利明--日本を、山形を、元気でいっぱいにします。

アスベスト(石綿)対策について。


  アスベストの被害がますます深刻になっています。アスベストは、吸引してから発症までの期間が20年から35年と長く、何処でどのような状況で吸引してきたのか原因を特定しにくいケースも多く、問題を難しくしています。その形状は髪の毛よりも細く、空中に漂う性質があるので、アスベストを使用した工場の従業員はもとより周辺の居住者にも影響がでています。また、アスベストが混入した建材を使用して造られた建築物も多く、その建材を扱った工事関係者の中にも潜在的な被害者がいるものと想定されます

 もちろん、程度による違いや個人差がありますから吸引した人が必ずしも発症するわけではありませんし、毒性が強いといわれる茶石綿と青石綿は、昭和62年には使用禁止になっています。それ以降、一部利用されてきた白石綿については、そうした発症例があまり見られないようですが、まだ完全に実態が解明されておらず、国としても現在、使用されているかどうか学校施設などの建築物を調査しています。
  中皮腫という病気は、ほとんどがアスベストが原因といわれており、死亡者の数は平成5年には500名、平成15年には878名と毎年増えています。 肺がんもアスベストが原因で発症する場合があるといわれていますが、まだ因果関係がはっきりしないケースが数多くあるようです

 上記の死亡者数は労災認定を受けた人の数だけであり、詳しく調査していけばさらに増えるものと思われます

 今、自民党の中に対策プロジェクトチームを作りましたが、私もその一員として現状の調査、被害者の確認、建築物の撤去作業などの実施とともに、被害者を救済する法律案を作成中です

 できる限りの救済と補償をしなければならないと考えています

 


平成17年10月18日 
戻る
 
(C)ENDO TOSHIAKI 【連絡先】 遠藤利明山形事務所 〒990-2481 山形市あかねヶ丘2-1-6 TEL.023-646-6888