特別国会が開会されました。
9月21日、第163回特別国会が開会されました。当日は、選挙後最初の招集日だけ開かれる国会正門からの入場から始まり、名刺を提示するとともに出席ボタンを押し、当選証書を提示してから議員バッジを付けてもらうという、恒例の手続きを行いました。今回で4度目のことですからそれほど緊張はしませんが、この国の将来にとって重要な局面を迎え、改めて責任の重さを感じました。
今回の選挙で初めて当選した議員の皆さんからは、喜びと緊張感が伝わってきました。特に「刺客」といわれた女性議員の皆さんは、マスコミに追われてかなり興奮したようすでした。予想していたこととはいえ、本会議場に入ってみて自民党議員の多いことに改めて驚きました。当選回数の新しい議員から前列に座り、順次後ろになっていきますが、私の議席はすでに真ん中より後方になっていました。
今回の会期は11月1日までの42日間で、まずは郵政民営化関連法案の成立を期します。
そして三位一体の改革や政府系金融機関の統合、国家公務員の定員削減など、山積みになった政治課題を解決に導いていかなくてはなりません。なかでも社会保障制度、特に医療保険制度の見直しは最も大きく難しい課題であると考えています。
国会終了後の11月2日には内閣改造が行われ、それに伴って党役員人事も新たになる予定です。私も、それまでは引き続き党の文部科学部会長や財政金融委員会理事を務めますが、その時点で新しいポストに移ることになります。
私にとっては、来年秋に行われる自民党総裁選挙で兄貴分である谷垣財務大臣を、小泉総裁の後継者にするという仕事も重要になってまいりました。
このように日々情勢が変化し、さまざまな難題が目白押しの国政の中にあって、最良の施策を考え、検討し、実行していかなくてはなりません。今回の選挙でいただいた皆さんからの絶大なご支持をエネルギーに、自信を持って頑張りたいと思います。
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