イラク派遣隊への隊旗授与式と見送りに出席。
11月13日、陸上自衛隊神町駐屯地において、第4次イラク人道支援に派遣される第6師団の人道支援隊489名、警護隊10名、予備隊151名に対する隊旗授与式に出席いたしました。
隊員のご家族をはじめ多くの関係者を前にして、大野防衛庁長官より激励の挨拶がありました。
私も挨拶の演壇に立ちましたが、そのとき、ラグビーを通じての友人であり昨年11月29日にイラクで殉職した奥克彦君(奥大使)を思い出しました。奥君は昨年の夏頃まで、私に再三メールをくれていました。 それらの中からい
くつかの意見を要約してみますと・・・
「戦後の日本は、先輩の皆さんの努力はもちろんであるが、多くの国々からの協力や支援を得て復興し、繁栄を築いてきた。現在も食料や石油をはじめ多くの資源を世界各国に依存している。日本だけの繁栄、一国だけの平和はあり得ない。私たちは日本の技術や資金を有効に活用し、恵まれない国々への支援を行い、また世界の安全と平和のために努力をしなければならない。こうした事を脅かすテロには絶対屈してはならない」
・・・といったものでした。こうした言葉を引用しながら、人道復興支援としての自衛隊派遣に賛成する国会議員として責任をもって挨拶させていただきました。
「日本の平和と安全のために、第4次イラク復興支援に派遣される皆さんには、誇りを持って活動してきていただきたいと思います。また、こうした活動をする隊員を支えていらっしゃるご家族の皆さんに心から敬意を表します。
日本国家としても皆さんの安全を守るために最大限の努力をしていますので、自信を持って活躍してください。
駐屯地にきて自衛隊のスローガンである“挑戦・献身・誠実”というボードを拝見しました。 今日の派遣は、皆さんにとって新たな挑戦となるでしょう。イラクの皆さん
と献身的かつ誠実に接すれば、そうした気持ちがイラクの人々に伝わり、イラクの復興、そして世界の平和と安全に必ず繋がっていくことでしょう。また、日本とイラクや中東諸国との友好親善もますます深まっていくものと信じています」
式典後、仙台空港から一路イラクへ飛び立つ派遣隊員の見送りを行いました。イラクへの人道復興支援には賛成・反対いろいろな意見がありますが、国のために誇りを持って出発する隊員の皆さんを前にして、心の底から無事を祈りつつ、快く送り出すべきだと考えました。
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