えんどう利明--日本を、山形を、元気でいっぱいにします。

真面目な野球ファンとして思うこと。

最近のプロ野球界の動きについて、野球を愛する者(大の長嶋ファン!)のひとりとして案じています

率直な感想を申し上げれば、最近のプロ野球は面白くなくなってきました。特にFA制度や逆指名制度を利用して、巨人がスター選手を集め出してから、その傾向が強まったように思います。それに伴い、各球団が「巨人戦頼み」の運営をするようになり、チームの強化や選手の育成に本腰を入れていないようにも感じられます

こうなった最大の原因は、球団経営者がプロスポーツとしての野球を「本当の、国民のための娯楽」に育てようという意識ではなく、単なる親企業の宣伝のためとしか 考えてこなかったことにあるのではないでしょうか

今もって社会人や高校・大学のアマチュアとプロの交流が本格的にできないのも、プロ球団経営者側に、魅力あるチームを作って日本のプロ野球を世界に通ずるレベル に引き上げ、ファンを楽しませようとする意欲が不足しているからのように思われます。ユースやジュニアの育成を一貫して行っているプロサッカーJリーグと比較すれば一目瞭然です

まずは意欲のある企業等が、球団に新規参入することを認めるとともに、親企業の宣伝のためではなく、球団経営それ自体で自立できるシステムに改め、プロ・アマ一 体となって野球の普及、強化に努めてほしいものです

そうした将来に向けての新しい動きを前提としたストライキであるなら止むを得ないと思っています。近鉄とオリックスの合併に反対するというより、むしろやる気の ない企業には撤退していただき、意欲ある新規参入者を多く加えて競い合う、そんなプロ野球にぜひなってほしいものです。アテネオリンピックでの野球の敗退は、今のプロ野球界の状況を象徴しているかのようです

平成16年9月21日 
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