明けましておめでとうございます
新春を「今年こそは!」と夢と希望を持ってお迎えのことと存じます。2003年が皆様にとって良い年になりますことを心からお祈り申し上げます。
昨年は多難な一年でありました。何よりも景気の低迷が続き、元気の出ない日本でした。バブル時の不良債権処理が進まないことを初めとして、特に少子化、企業の中国等への進出による空洞化、国などの財政赤字の増加など、構造的な問題の解決がその方向さえ見えず将来への不安感を煽っています。
県内においても同様で、更に、新年からの代議士元秘書による事件、酒田女子短大の事件、また、ダイホルタン等の無登録農薬使用の問題、山形大学教育学部の廃止など暗い話題が多く活気がありません。なおかつ、リストラや就職難のため事務所にも連日多くの方が相談にいらっしゃいます。
しかし、日本という国は、今もって貿易収支は10数兆円の黒字であり、外貨準備高は世界一であり、個人資産も1,400兆円を有する世界でもトップクラスの豊かな国です。また、今回、ノーベル賞を2人が同時に受賞したように技術的にも世界有数の国です。さらに、世界で最も豊かな生活をしている国の一つなのです。もっと自信を持っていいのですが、残念ながらあのバブル期の栄華を引きずっているため大変な不況だと思い込んでしまっているのです。
今大事なことは、一日も早く過去の栄光を離れ、不良債権の処理など過去の負債をスピーディに処理し、逆に技術投資など次の時代への投資をしっかりと行うことです。そのための国の歳出はデフレ対策にもなるので積極的に行うべきです。財源は、国の不要な仕事を整理すれば充分に捻出できます。民間は一生懸命努力をしていますが、縦割り行政や前例主義など国の行政改革(不良債権処理)が最も遅れており、この改革を早急に進めなければなりません。
こうした仕事をするためにも、一日も早く国政に復帰し山形のため日本のため頑張る所存です。
今年も一層のご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。 |